塩釜からのレポート
日比谷花壇スタッフの土谷が、「塩竈花と緑の会」の相澤さんにご案内いただきながら5for5で贈った塩釜のスイセンの様子を伺うため訪問しました。
昨年秋に塩釜地域に贈った5for5のスイセンは、東日本大震災を被災した方々を元気づけるため「塩竈花と緑の会(会員12名)」の皆さんに中心となっていただき、塩釜の仮設住宅や学校、幼稚園、町内会に配られました。
塩竈市は道路の陥没などの復旧にお金がかかっているそうで、花や樹木などの景観、環境などにはなかなか費用が回っていないそうです。そんな中で今回のスイセンの件は塩釜の皆さんに本当に喜んでいただいており、住民の方々からも「ぜひ、もっとたくさんの球根をお願いします」とお声も頂きました。
「塩竈花と緑の会」では庚塚仮設団地の道路の花壇には、スイセンが咲くまでの間は葉牡丹、5月にはウスユキ草の種を植えるそうです。今回の訪問でお話を伺った佐藤静雄さんは、花に詳しく今回のスイセンを植える際にも指導にあたってくださったそうです。また、スイセンの事以外にも佐藤さんは桜にも造詣が深い方で桜についても色々と教えていただきました。
庚塚仮設団地
仮設団地の道路の花壇に「みなさんにありがとう」という花文字に育つように球根を植えたそうですが…、残念ながら今回はうまくいかなかったようですね。今年の花文字は上手くいきませんでしたが、佐藤さんは若い球根を選別して植えたので、3年後にはもっとキレイに咲くでしょうとお話されていました。
塩竈市立杉の入小学校
塩竈市には7つの小学校がありましたが、そのうちの1校は今回の津波で流されて無くなってしまいました。そのため残る6校にスイセンの球根が配られました。
今回はそのなかで一番大きい、杉の入小学校を訪問させていただきました。杉の入小学校には5for5の球根150球を植えたそうで、訪問した時はちょうど見頃を迎えていました。
杉の入小学校の校長先生は、「震災で影響を受けた校舎の修復も進んでいて、今後は学校を花でいっぱいにしたい!」とおっしゃってました。
塩釜市新居町保育所
海の近くにある、新居浜保育所は塩釜地域で津波の被害を一番最初に受けた場所だそうです。
新居浜保育所はスイセンの球根について、積極的に受けいれてくれたそうです。5for5で贈った球根を所長さんはとっても喜んでいただいておりました、スイセンは保育所の建物とフェンスの間の花壇に植えていてキレイに咲いていました。また、今回植えたスイセンの球根はこの春卒園した9人の児童に鉢植えにして記念として贈ったそうです。
まとめ
今回塩釜に訪れて5for5のスイセンをお届けした住民の皆さんに会い、本当に皆さんが笑顔で5for5のスイセンを喜んでくださっており、大変嬉しかったです。
塩釜の皆さんも「今後塩竈を花で一杯にしていきたい!」という夢があるそうです、私たちもその夢を実現できるよう協力していきたいと思います。
南相馬市の八津尾さんから
名取市内からのスイセンレポート
「球根シェア5for5」や「スイセンプロジェクト」で全国の皆さんから届いたたくさんスイセンの球根は、宮城県の名取市内の仮設住宅、学校、施設にもお届けしました。今回はこの名取市内にお届けしたスイセンからレポートです。
今回は名取市震災復興部の小泉さんにご協力いただき、8ヶ所ある名取市の仮設住宅のうち「美田園第2仮設住宅」、「美田園第3仮設住宅」の2ヶ所の仮設住宅と「美田園花の広場」のスイセンをご紹介します。

- 名取市震災復興部の小泉さん
名取市美田園第2仮設住宅
美田園第2仮設住宅の住民の方へ配ったスイセンの球根ですが、日当たりが悪い場所もありスイセンが咲き方にばらつきがありました。スイセンを植えているをプランターは、みどりのカーテンプロジェクトから頂いたものだそうです。
菊地さん宅の家庭菜園、スイセンは、花芽でまだこれからでした。これからきれいに咲くのが楽しみですね。
名取市美田園第3仮設住宅
美田園第3仮設住宅では、花の管理をしっかりされていました。
お花への水遣りも、雨どいから流れる雨水をバケツに溜め込み、その水を利用してスイセンやプランターの水遣りに活用しているそうです。
まとめ
今年の長い長い冬を越えてようやく咲いたスイセン・・・ 今回、東北の方の笑顔を見ることができたのが、一番の収穫でした。
立ち会っていただいた名取市の小泉さん、本当に有難うございました。
名取市仮設住宅
南相馬からのスタッフレポート
昨年、球根を植えに行った際、福島でお会いした方から、「そういえば平田さんの息子、日比谷花壇に勤めてたねぇ・・・」と、いう話を伺ったことがあったのですが、なんという偶然か、昨年、東北バンケットセンターで、全国のスイセン球根受け入れを推進していたひとりでした。今回、帰郷した際に写真を撮りにいってもらえたので、ご紹介したいと思います。
昨日、短い時間ですが、南相馬に帰郷し、その際、球根を植えられたところに行ってみました。
震災後、何度か帰ったのですが、なかなか海周辺に行くことが出来ませんでしたが、今回、警戒区域境界線と萱浜に植えられたとお伺いしたずねてみました。
これまで仙台や石巻を見てきたため、被災現場を見慣れていたという気持ちはありましたが、中学のとき、自転車で行った海周辺のあまりの変わりように驚きと悲しみが綯い交ぜになり、大きな衝撃を受けました。
晴れてなかったら、気持ち的にちょっとやばかったなと思います。
球根は寒さのせいか、まだまだ花には遠い感じでしたが、陽光の中で、少しづつ成長を続けている様が見て取れました。
次に行くときは、花は終わっているかもしれません。が、また足を運んでみたいと思います。
改めて感じる福島の厳しい現実、そして元気に育つスイセン・・・
スイセンよ、しっかり咲いてほしい・・・心からそう、願っています。
5for5スタッフ、福島県南相馬に
柳生真吾さんのスイセンプロジェクトから球根シェア「5for5」が生まれ、たくさんの方々の参加によって進められてきました。
これまで、福島にも球根を!というサイトのコメントやメッセージに応えるために、福島の地元の方々と話をすすめていくうちに、福島行きを決心し、内藤・小堀の二人で行ってきました。
11月12日は、福島の人々とが集まり今後の課題やアイデアを話し合おうという、
「ふくしま会議」の分科会に出席した後、11月13日には、南相馬までいき、球根を2カ所に植え、1カ所で手渡しした後、帰宅するという強行軍!
20キロ圏内封鎖ゲートの地で
ふくしま会議に参加されている方々が現地を見て回るという分科会で、行き先のひとつが20キロ圏内封鎖ゲート前。今回、ゲート前にあるプランターに球根を植えるという時間を設けてもらいました。私たち5for5スタッフは先回りをして待っていました。
徐々に関係者の方々が集まり、そして参加の皆さんが到着。総勢50名ちかくいたでしょうか・・・
次々と道路を横断していく人々に対し「車道には出ないでください!」と、警察官の方々。
今回の球根植栽は、この厳しい業務をこなしている警察官の方々の癒しにもなるのではと企画されました。
この企画は、もともとそういう意図で春~夏にかけてプランターにひまわりを植える活動を推進している「つながろう南相馬!」の高村美春さんとの話で実現しました。
もう、皆さん球根を各自お持ちで、植え込みの準備万端。各々が色々な想いを込めて球根を植えます。大勢の人であっという間に球根が植えられていきます。
そして横の川には、なんと鮭の姿が! 高村さんは言います。「鮭ですら、故郷にもどってきているのに、人は放射能のせいで故郷に戻れないんです」。そして、指差した先には花が。20キロ圏内にお墓がある方はここまでしか近づけないので、ここにきて花を供えるのだそうです。封鎖ゲートの春にスイセンの花が少しでも癒しになれば・・・そう、思いました。
「5for5参加者のメッセージ」を皆さんにお渡し、津波被害の現場を見てまわった後、銘譲館というところへ。そこでは婦人会の方々が作ったおいしい雑煮をいただきました(ごちそうさまでした)。そこでは、原二中に避難所があった頃の記録や、震災報道の写真が展示してありました。大変な苦労が伝わってくる写真からほのぼのとした写真まで・・・それは、そこに人が集って営み、ともに生活していた貴重な記録。 その後の交流会も参加したいところでしたが、私たちは、次の場所へ・・・
鎮魂と希望への想いを込めて
そして我々は、再び、津波の被害にあった萱浜地区へ。今日2カ所目の訪問先である、上野敬幸さんの家へうかがいました。上野さん達は、わたしたちが来るまでに、あちこちにミニ花壇を作って待ってくれていました。
その後、周りで作業されていた皆さんともに球根を植えることに。あたり一面広大な土地が広がっていますが、地面には建物の基礎が残されており、この辺りは住宅が沢山建っていたことがわかります。
球根と一緒に送っていたメッセージを読んで、「ホントに有難いことですね」とおっしゃっていました。
お話をうかがっている中で、家族を失った時の話には言葉がつまりました。
それぞれのミニ花壇は、家族が亡くなってしまったご家庭と、球根植栽に賛成してくれたご家庭の庭なのだそうです。この時改めて「鎮魂の花」という言葉が自然に思い浮かびました。
プラスチックの小さな柵で囲まれたミニ花壇のひとつひとつに、皆さんでスイセンを植えていきます。花を供えにきているらしい女性も途中参加で一緒に球根を植えてくれました。
植えた後、記念撮影。この人たちと一緒に植えることができて本当によかった。
仮設住宅でのスイセン球根手渡し
今回、この仮設住宅での配布に関して色々お世話になった八津尾初夫さんに、道順を伺いながら仮設住宅へ。もう皆さんお待ちかね。
到着が遅れたので、深々とお辞儀した後、5for5の説明。どのようにしてこの球根がここにきたのかを話しました。皆さんの手には、球根の育て方マニュアルと全国からのメッセージが。
そして八津尾さんとともに一人一人へ手渡し。ああ、ちゃんと手渡しできる嬉しさ!全体の数からみればわずかかもしれませんが、福島の方々に贈ることができたと実感できる貴重な時間でした。
はにかむ子供にも球根をプレゼント。
八津尾さんは、地震以前は花を栽培されていたとのこと。
地震・津波で奥様を亡くされた後、「復興ひまわり大作戦」のリーダーになるなど、様々な被災地復興に向け、積極的に動いておられ、前向きにこれからのことを話される姿が印象的でした。
まとめ
地震・津波・放射能の三重苦・・・あちこちで除染活動など放射能と向き合う方々の姿を目の当たりにすると、自分達ができること&やってきたことは、ホントに小さなことだと改めて感じるとともに、こういう時だからこそ、様々な人の気づかい、繋がり、そして希望が必要なのだと実感しました。
真吾さんのスイセンプロジェクトに共感し、5for5を皆さんとともに進めることができてよかった。
全国の皆さんの気持ちを抱え、この地に来ることができて、本当によかった・・・
「球根を植える」ということは、「未来に向かって目を向ける」ことだと思います。
これから寒くなりますが、厳しい冬の寒さを越えたらスイセンが咲く春です!
被災地の方々も、全国で参加されている皆さんも、来春、ともにスイセンを咲かせましょうね。
塩竈市 相澤さんからのご報告
球根シェア5for5の球根を贈った先の相澤建樹さんから、連絡がありました。
鈴木惣之助さんや、佐藤静夫さんとともに、
「塩竈花一杯運動」という名前で推進していただきました。
グリーンベルトに、綿密な植え込み準備をしながら、進めていきます。
地元の県議あいさつもあり、植え込みがスタート。
そして、花文字も・・・
少し文字が小さいので、来春、ちゃんと文字になるか心配ですが、そのお気持ち、全国の皆さんにもしっかり届けますね。

- 社会福祉協議会北浜保育園

- 私立塩釜第二中央幼稚園

- 私立塩釜ひまわり幼稚園

- 塩甕市立東部保育所

- 塩甕市立第二小学校

- 塩甕市立第三小学校

- 塩甕市立第一小学校

- 塩甕市立杉の入小学校

- 塩甕市立香津町保育所

- 塩甕市立月見々丘小学校

- 塩甕市立玉川小学校

- 塩甕市立浦戸第二中学校

- さかえ保育園

- 清水沢保育所

- 新浜町保育所
そして、たくさんの保育所、保育園、幼稚園、小学校、中学校。ちょっと感激です。
来春の子供たちの笑顔が楽しみですね。咲いたレポート、お待ちしています!
































































